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コロナストレスで「自粛警察」出没! ネット上で感染者を「公開処刑」、リアルでは“他県ナンバー狩り”も (2/2ページ)

 自治体からの要請を守って時短営業をしている飲食店でも、店舗の貼り紙に「バカ」「潰れろ」などと落書されている。自治体の休業要請にもかかわらず営業を続けるパチンコ店に抗議し、怒号が飛び交う動画も投稿されている。

 行き過ぎた注意をしてしまう人の心理について、新潟青陵大学の碓井真史教授(社会心理学)は、「基本的に欲求不満が高まることで攻撃性が増してしまうが、理性がないわけではないので、攻撃されない人に対して暴力的になる」と分析する。「自粛が続き内向きになると、よそ者を受け入れようとしなくなる。個人情報をさらす“ネット自警団”も自分の行動が正義であると信じている」のが特徴だという。

 言語道断なのが、コロナ対策の最前線に立つ医療従事者やその家族への嫌がらせだ。保育園への出入り禁止やタクシーの乗車拒否などの被害が出ている。日本看護倫理学会は4月2日に「新型コロナウイルスと闘う医療従事者に敬意を」と声明を出した。

 碓井氏は、正しい知識を身につければ、こうした行動は減るとみる一方、新型コロナウイルスに対する人々の恐れが無くなるまではすぐに解決できないとも予測する。

 少し冷静になって行動したい。

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