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【長谷川幸洋 ニュースの核心】激化必至!中国に本気で怒ったトランプ政権 「世界は中国を許さない…習政権を潰そう」と内部告発も!? (2/2ページ)

 すでに、「中国が保有している米国債の利払いや元本償還を停止する」とか、「中国の企業や要人が海外に保有している資産を没収する」、あるいは「中国からの輸入品に高い関税や懲罰的な課徴金を課す」といった案が議論されている。トランプ氏は別の会見で「もっと簡単な方法も検討している」と語っている。

 いずれにせよ、トランプ政権が本気で中国と戦う決意を固めたのは間違いない。米中対決の激化は必至だ。

 戦争に訴えるかどうかは別としても、習政権の基盤が揺らぐ可能性もある。「世界は中国を許さない。それなら、いっそ習政権を潰そう」と考える勢力が出てくるかもしれない。

 その兆候もある。内部告発が相次いでいるのだ。

 米AP通信は内部告発をもとに、「中国の当局は1月14日時点でヒトからヒトへの感染を知っていた」と報じた。香港紙、サウスチャイナ・モーニング・ポストも未公表文書をもとに、「当局はWHOへの報告前に、266人の症例を確認していた」と報じている。

 内部告発者は報復を恐れて「匿名」にしているが、APは秘密のメモも入手している。中国共産党の内部で「習近平批判」の動きが強まっている証拠である。

 ここから先は、米中ともに緊迫した展開になる。

 ■長谷川幸洋(はせがわ・ゆきひろ) ジャーナリスト。1953年、千葉県生まれ。慶大経済卒、ジョンズホプキンス大学大学院(SAIS)修了。政治や経済、外交・安全保障の問題について、独自情報に基づく解説に定評がある。政府の規制改革会議委員などの公職も務めた。著書『日本国の正体 政治家・官僚・メディア-本当の権力者は誰か』(講談社)で山本七平賞受賞。ユーチューブで「長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル」配信中。

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