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東京五輪「来年7月」怪しい雲行き コロナ禍予見していたビル・ゲイツ氏「ワクチン開発1~2年」と言及 (1/2ページ)

 世界の脅威となっている新型コロナウイルス。その危険性を5年前から予見していたのが、米マイクロソフト創業者で世界的富豪のビル・ゲイツ氏(64)だ。ウイルスの戦いを「世界大戦だ」と語るゲイツ氏は、自身も資金を援助するワクチン開発に「1年から2年」と言及した。これが現実なら、来年7月に延期された東京五輪の開催も微妙になってくる。

 春の叙勲で医療・保険分野の貢献が認められ、旭日大綬章を受章するゲイツ氏は、日本の科学者らに敬意を示した上で「人類はこのパンデミック(世界的大流行)に打ち勝つと確信している」と強調した。

 ゲイツ氏は、米経済誌フォーブスの「世界長者番付」の常連で、推定保有資産は980億ドル(約10兆4600億円)。妻と設立したビル&メリンダ・ゲイツ財団で貧困や教育、介護問題などに取り組んでいるが、特に注力しているのが感染症問題。世界保健機関(WHO)にも巨額の資金を提供している。

 マイクロソフト時代にはコンピューターウイルスと戦ってきたゲイツ氏だが、2015年3月の講演では、「もし1000万人以上の人々が次の数十年で死亡するような災害があるとすれば、戦争よりも感染性の高いウイルスが原因の可能性が大いにある」とウイルスの脅威を警告していた。

 ITジャーナリストの三上洋氏は「マイクロソフトの経営を退いてから、慈善活動に力を注ぎ、財団が世界最大ともいわれる。財団では発展途上国や子供、貧困をテーマに尽力していたため、ワクチンの開発へ注力も自然な流れだ」と推測した。

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