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PCR検査見解「意図真逆に紹介」 テレ朝の情報番組が謝罪、医師のコメントを再度放送

 新型コロナウイルスのPCR検査をめぐり、テレビ朝日系情報番組「グッド!モーニング」の取材に応じた医師が「映像が編集され、正反対の意見としてみえるように放送された」とSNSなどで指摘した問題で、同番組は12日の放送で医師に謝罪、コメントを再度放送した。

 主張が歪曲(わいきょく)されたと指摘していたのは心臓外科医の澁谷泰介氏。ベルギーから一時帰国した澁谷氏は同番組の取材に、PCR検査について「今の段階でいたずらに増やそうとするのは得策ではない」という見解を述べたが、7日の放送では、日本のPCR検査件数が欧州に後れをとっているとする論調の中で、「(日本も)PCR検査を大至急増やすべきだ」というメッセージの一部としてコメントが編集されたという。

 12日の放送で坪井直樹アナウンサーは、番組からの報告として「同じVTRの中で別の学者の主張も紹介したことで、結果として澁谷氏がPCR検査数を増やすべきだと主張している印象を与えてしまった」と釈明、改めて澁谷氏のコメントを放送した。澁谷氏の立場は、「ただひたすらに検査数を増やすことは医療現場の逼迫(ひっぱく)につながりかねない」というもので、7日の番組の論調とはやはり正反対だった。

 坪井アナは「医療現場の声の部分を放送につなげる、その受け止めをおろそかにしていた部分がありました。大変おわび致します」と釈明。「このような形とはなってしまいましたが、メッセージを届けることができ十分に満足しております」とする渋谷氏の新たなコメントを紹介した後、「今後より丁寧に放送に努めてまいります」と語った。

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