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WHO総会、台湾参加めぐり対立激化! 日米欧vs中国の構図に…世界は「新冷戦」へ (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)が続くなか、世界保健機関(WHO)は18日から、年次総会をテレビ会議方式で開催する。総会では、台湾のオブザーバー参加問題や、「死のウイルス」の発生国・中国やWHOの初動対応などが協議され、ドナルド・トランプ大統領の米国と、習近平国家主席の中国が激しく対立しそうだ。緊張関係が一段と高まり、「新たな冷戦」に拍車がかかる可能性もある。

 年次総会は、当初の4日程度の予定を2日間に短縮した。WHO予算案の審議時間を削り、新型コロナ対策の協議に集中する方針。「中国ベッタリ」と揶揄(やゆ)されるWHOのテドロス・アダノム事務局長は15日、「1948年のWHO設立以降、最も大事な総会の1つだ」と強調した。

 総会では、台湾のオブザーバー参加も協議する。徹底的な水際・封じ込め対策で成功した台湾の見解・知見は世界が注目している。米国や日本、欧州各国は「世界の公衆衛生および防疫メカニズムに抜け穴があってはならない」と、台湾の参加を求めている。

 これに対し、中国は「台湾当局は外国の力を借り、WHO総会への参加を通じ、台湾独立をたくらんでいる」(中国外務省の趙立堅報道官)などと、政治問題化して反対している。

 現に、台湾は、親中的な国民党政権下ではWHO総会にオブザーバー参加していたが、4年前に民進党の蔡英文政権が発足して以降、中国の反対で参加できていない。

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