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【日本復喝!】コロナ対応に追われるなか、中国の軍事的挑発がエスカレート! 中国公船が日本漁船を追い回すも…政府は相変わらずの「遺憾砲」だけ (2/3ページ)

 那覇市に本拠を置く第11管区海上保安本部は今月9日、尖閣諸島周辺の領海に侵入した中国海警局の船4隻が、8日午後4時ごろから約2時間、魚釣島の西南西約12キロの海上で、操業中の日本漁船2隻に接近し、追尾したと明らかにした。

 海保が、中国公船に対して領海から退去するよう警告し、漁船の周囲に巡視船を配備して安全を確保した。漁船に乗っていた3人にけがはなかった。4隻は3日間、周辺海域に居座った。2013年の海警局発足以降、中国公船による尖閣周辺での日本漁船への接近は今回で5例目となる。

 中国公船は、こちらが抗議して止めるような相手ではない。いつか、海上保安庁巡視船の目をかいくぐって、船員もろとも「拿捕(だほ)」する可能性がある。

 そのとき、日本はどう対応するのか? 中国公船が突きつけた「安全保障上の危機」は、待ったなしの対応を迫っている。

 晴れの日も、しけの日も、現場で連日警戒に当たる海保の巡視船乗組員らの努力には頭が下がる。そんな努力を横目に、毎度のことながら発射される日本政府の「遺憾砲」は、歯がゆいばかりである。

 ツイッターでの過激な発言から、「戦狼」の異名を持つ中国外務省の趙立堅報道官は11日、海保の巡視船が現場で漁船の安全を確保したことについて、「違法な妨害を行った」と非難し、「日本は釣魚島(=尖閣諸島の中国側名称)の問題において、新たな騒ぎを起こさないよう希望する」と言い放った。

 衛藤晟一領土問題担当相は翌日の会見で、「おどおどする必要はない」と述べたが、いかにも頼りない。中国公船による、日本漁船の拿捕や海保巡視船との接触などの「不測の事態」が起きれば、主権国家として法に基づいて対応すればよいだけのことである。

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