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トランプ大統領、WHOへ最後通告! 欧州も“反中国”加速 新型コロナ「独立した調査」122カ国が支持 中国は報復仕掛けたが… (2/3ページ)

 この言葉(=国際社会の勝利)が意味するものは、何か。

 名指しこそしなかったが、WHO年次総会が「WHOとともに、ウイルスを『不透明に』取り扱って」きた超大国・中国の意のままには動かなかったことが分かる。

 アレックス・アザー米厚生長官も18日、「少なくとも1つのWHO加盟国が、新型コロナ発生の隠蔽を試みたことは明白で、透明性という義務をあざ笑った」と、年次総会で中国を批判した。

 これに対し、中国の馬暁偉国家衛生健康委員会主任は「透明性があり責任ある姿勢で、発生の通知やウイルスの遺伝子の情報を共有するなどして国際社会と協力してきた」と、米国などの主張に真っ向から反論した。

 そして、案の定、中国はオーストラリアに報復を仕掛けた。

 中国・商務省が「火曜日(19日)から、オーストラリアの大麦に80・5%の関税を課す」と発表したのだ。

 オーストラリアは恫喝(どうかつ)に引き下がる気はないようだ。

 デービッド・リトルプラウド農業・水資源大臣は同日、「(中国の対応に)判断を下す審判を求めて、世界貿易機関(WTO)に訴えることを検討する。われわれには、その権利がある」と述べた。

 新型コロナウイルスで、多くの感染者と死者を出し、混乱が続いているEUだが、外交術は実にしたたかだ。

 元欧州議会議長・欧州大学院の元総長で、欧州連合外務・安全保障政策上級代表のジョセップ・ボレル氏は16日、ドイツの日刊紙「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」に、「中国との関係における信頼と相互利益」という、以下の寄稿を発表した。

 「中国の病院が大変な負担を負っている最中、EUは大規模な支援を提供してきたが、この事実をあまり宣伝しようとはしなかった。中国はその後、欧州に医療機器を送ったが、それを世界に知らしめようとした。お互いを助け合い、団結しなくてはならないとき、援助から政治的何かを獲得することを避けるべきだ」

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