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黒川検事長が辞任へ 文春報道の賭けマージャン認める (1/2ページ)

 東京高検の黒川弘務検事長(63)が、新型コロナウイルス感染拡大で全国に緊急事態宣言が発令されていた今月上旬、産経新聞記者2人、朝日新聞社員1人と賭けマージャンをしていたと、21日発売の週刊文春が報じた。法務・検察当局の聞き取り調査に、黒川氏は賭けマージャンを認め、森雅子法相がその内容を首相官邸に伝えた。黒川氏は同日朝までに辞任の意向を固めた。

 週刊文春は、黒川氏は今月1日と13日、東京都中央区の産経新聞記者宅で、住人の記者や同僚記者、朝日新聞の元検察担当記者の計4人で賭けマージャンをした疑いがあると報じた。「3密(=密閉、密集、密接)」そのものといえるマージャン後、産経記者がハイヤーで目黒区内の黒川氏宅まで送ったとしている。

 同誌は、産経新聞が用意したハイヤーを黒川氏が利用したことについては、5月1日の料金が2万5000~3万円ほどになるとしたうえで、「便宜供与となる」と指摘。記者との賭けマージャンを含め、国家公務員倫理規程に抵触するおそれがあるとする人事院の見解を紹介している。

 「文春オンライン」が記事の一部を速報した20日、朝日新聞社は50代の男性社員が勤務時間外に参加していたことを認め、「不要不急の外出を控えるよう呼び掛けられた状況下でもあり、極めて不適切な行為だ。金銭を賭けていたかどうかは調査中」と談話を出した。

 菅義偉官房長官は20日の記者会見で、「報道は承知しているが、事実関係については詳細を承知しておらずコメントは差し控えたい」と発言。公明党の石田祝稔政調会長は記者会見で、「事実であれば職務を続けられるという話ではない」と語った。

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