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「上司の顔色伺い」は激減? テレワークでは通用しない“働かないおじさん” (2/4ページ)

 もっとも、「子供に仕事の邪魔をされてしまう」「気分転換がうまくできない」「ちょっと同僚に相談、ということができない」などネガティブな側面に苦労し、会社によっては「ちゃんと働いているか?」を監視するような対策を取っているところもあるようです。それ以前に「うちの会社は無理」と、はなからやろうとしない企業もあります。

 しかしながら、確実にテレワークは「新しい働き方」として定着すると思います。なんといっても「横並び意識」が強い日本社会です。「○○社はテレワークを始めた」だの「△△団体はみなやっている」といった状況になれば、重たい腰を上げる会社が雨後の筍(たけのこ)のように出てくることでしょう。すでに、ドワンゴが新型コロナ収束後も全社員を原則在宅勤務にする方針だと報じられたり、米国でもTwitter社が無期限で在宅勤務を認めると発表したりしていますから、柔軟なカタチで定着することでしょう。

 テレワークが「上司と部下」の関係も変える

 その一方、テレワークや在宅勤務によって、求められる能力や評価方法も大きく変わることが予想されます。

 「会社に来る」ことで評価されていた時代は終わり、“Face to Face”で物を売るスタイルは過去の遺物となり、人の機微をつかむコミュニケーションよりSNSを使った無駄のない発信のうまさが求められるようになります。

 完全な成果主義になり、自分で考えて動くことが求められます。ペスト後に農民たちが、「何を植えるか? どんな家畜を飼うか?」を自分で考えて働いたように、です。それは自分の仕事に「責任」を持つことですから、「言われたことだけやっとけばいい」という働き方を続けていては、「いらない人」の烙印を押されかねません。

 さらに、上司部下関係が大きく変わる可能性もあります。これまで日本の会社組織は、裁量権が拡大すればするほど、「自由に決める自由を自ら放棄する」という意味不明が起きていました。

ITmedia ビジネスオンライン

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