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【日本の元気 山根一眞】読書なら『漂流記』がおすすめ! 外出自粛を機に子供たちが「感性」や「創造性」を身につける手助けを (1/3ページ)

 コロナによる外出自粛要請が一部で緩んできたとはいえ、保育園や幼稚園、小学校に行けない子供の行動制限が続く地域は少なくない。その子供たちが長時間、ゲームに興じユーチューブを見るだけで日々を送っていることの心への影響は小さくないはずだ。5年後、10年後、この子供たちは「コロナ世代」と呼ばれることになるが、この機会にたくましい生活への感性や創造性を身につける手助けをしてあげてほしいと思う。

 そのためのひとつが読書だ。本を読めない幼児や小学校低学年の子供には、両親や祖父母が、毎日短時間でもいいので読み聞かせてあげるのがよい。私のお勧めは『ロビンソン漂流記』(ダニエル・デフォー著)。孤島に流れついた主人公が、文明から遮断された世界で生き抜いていく姿は、コロナ禍に見舞われている家庭生活に通じるものがあり、子供たちも共感するだろう。今の家族や子供たちは2020年のロビンソン・クルーソーなのだから。

 私は、小学生時代に学校の図書館で夢中でこの本を読み興奮したことが、六十数年が過ぎた今も忘れらない。読んでいる途中で周囲を見回し、図書館ががあたかも絶海の孤島のような思いにとらわれた。

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