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種苗法改正案“見送り”浮上に農家激怒! 「シャインマスカット」「あまおう」貴重な国産品種が海外流出危機 (2/2ページ)

 長野県で「シャインマスカット」を栽培するブドウ農家は「枝を接ぎ木すればいくらでも増やせ、外国に流そうと思えば簡単にできる上、逆輸入の恐れもあり、いいモノが作れなくなる」と声を上げる。

 福岡県で「あまおう」を栽培するイチゴ農家は、「海外からの誘いに乗り、郷土愛が薄れた人がビジネスに流れるモラルの低下もある。農業の技術を守るという目的を伝えてほしい」と嘆く。

 識者はどうみるのか。

 農業の知的財産権に詳しい東京理科大学専門職大学院教授の生越由美氏は、「自家増殖は農家にとって1万年前からの文化だが、善良な農家を含めてルールを一律に変える点に反発が出たのではないか。国外への不正流出を防ぐには韓国や中国などで育成者権を登録したり、税関のチェックを強化するなどの議論が本質的かもしれない」と解説する。

 国内の規制が重要だと強調するのは専門誌『農業ビジネス』編集長で、ジャーナリストの浅川芳裕氏。

 「登録品種について契約して許諾料を払っている農家は多いが、法律の抜け穴で種苗が違法コピーされるケースが野放しになってきた」として、法改正を急ぐべきだと主張する。

 「種苗法は、ほかの知財関連の法律に比べて厳罰化などの整備が遅れている。国内の自家増殖を管理することで、副産物として海外への流出ルートを抑える形にもなる」と指摘した。

 日本の農業を守るための改革が必要ではないか。

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