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「紀州のドン・ファン」親族ら財産寄付遺言は無効と提訴 野崎幸助さん遺産巡り

 「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家で、2018年5月に急性覚醒剤中毒で死亡した和歌山県田辺市の酒類販売会社元社長、野崎幸助さん(当時77)の兄(86)ら親族4人が「全財産を市に寄付する」とした野崎さんの遺言書の無効確認を求め、遺言執行者の弁護士を相手取り和歌山地裁に提訴したことが分かった。

 市によると、遺産は約13億5000万円とみられ、18年に市職員が和歌山家裁田辺支部で遺言書を確認した。

 訴状などによると、遺言書の作成は13年2月8日付。(1)コピー用紙1枚に赤ペンで手書きされ熟慮の末に作成したとは考えにくい(2)市に寄付する合理的動機が見当たらない-などの理由から「野崎さん以外が遺言書を作成し無効だ」と主張している。