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「米中新冷戦」で韓国狼狽! 文政権の「二股外交」に迫られる“踏み絵” 識者「文氏としては中国寄りに行きたいが…」 (2/3ページ)

 その韓国が、香港問題や、新型コロナウイルスの感染拡大で、米中対立が激化するなか、自国の対応を決められずにオロオロしている。

 背景には、全世界で34万人以上の死者が出たことで、欧米諸国を中心に「脱中国」の動きが出ており、従来の外交姿勢に不安があるようだ。

 トランプ政権は最近、サプライチェーンの「脱中国」化といえるEPN構想を表明した。日本や韓国などと供給網の再編を推進し、第5世代(5G)移動通信システムや、医療機器まで幅広い分野で中国企業を排除する考えという。日韓以外に、オーストラリアやニュージーランド、インド、ベトナムと協議を開始したという。

 こうした動きに、中国の王毅外相は24日の記者会見で、「政治ウイルスが米国で拡大しており、あらゆる機会を利用して中国を中傷している」「米国の一部政治家がウイルスの発生源を政治化し、中国に汚名を着せている」などと猛反発した。

 緊迫する米中対立を受けて、韓国各紙の社説には、《米中の全方向覇権戦争、開戦…韓国の生存戦略を確立せよ》(東亜日報、23日)、《危険レベルの米中対立、冷静な対応だけが韓国の解決策》(中央日報、25日)といった見出しが躍った。

 韓国では、安倍晋三首相が25日の記者会見で、米ウォールストリート・ジャーナルの記者に、「今、米国と中国がウイルスなどをめぐり激しく対立している。日本はどっち側につくでしょうか?」と聞かれたことも、日本以上に注目された。

 安倍首相は「米国は日本にとって唯一の同盟国である。基本的価値も共有している。日本は米国と協力しながら、さまざまな国際的な課題に取り組んでいきたい」「国際社会は『中国が、地域や世界の平和や安定、繁栄に責任ある対応を取っていくこと』を期待している」などと発言した。

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