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【永田町・霞が関インサイド】支持率は危険水域に!?「政治的な賭け」に出た安倍首相…菅官房長官との間に“距離”も 政局のキーパーソンは二階幹事長 (1/2ページ)

 双発エンジンの1つが停止した「安倍1強」戦闘爆撃機は制御不能となり、このまま急降下が続けば海面に激突しかねない-。

 主要閣僚を歴任した自民党有力者は、現在の官邸を次のようにいう。

 「緊急事態発生を知らせるアラームが鳴り響く操縦席内は、慌てふためく副操縦士や計器測定士などが大声を上げるだけで、操縦桿(かん)を握る機長の判断ミスを誘うパニック状態にあるのと同じだ」

 マスコミ数社の世論調査で内閣支持率が30%を下回り、今や安倍晋三政権は「危険水域」にあると報じられている。

 確かに、拙速に過ぎた検察庁法改正をめぐり、推進派と慎重派の対立のただ中に発覚した黒川弘務前東京高検検事長の「賭けマージャン」問題が効いた。

 と同時に、この間のコロナ禍対策についての政治決断の過程で、安倍首相と、官邸の「危機管理のキーマン」とされた菅義偉官房長官との間に生じた「距離」も無視できない。

 そうしたなかで、安倍首相は5月25日夕、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の全面解除を発表した。感染者数や死亡者数が減少したとはいえ、いずれ第2波が襲来する。だが、安倍首相は社会経済活動再開にかじを切ったのだ。マージャンならぬ「政治的な賭け」である。

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