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米連邦捜査局、中国頭脳集団を数年前から捜査対象に!? 「軍人」という身分隠し研究した留学生も… 「獲得した研究成果を中国に渡すため、違法性がある」 (1/3ページ)

 ドナルド・トランプ米政権は、中国による先端技術や知的財産のスパイ活動を防ぐため、中国人民解放軍とつながりのある中国人の研究者と大学院生への査証(ビザ)発給を停止し、入国拒否・追放に乗り出した。米国で10万人以上が犠牲となった新型コロナウイルスの初動対応や、香港の「高度な自治」を無視した「国家安全法」の導入決定などをめぐり、米中関係はかつてない緊張状態となっている。トランプ大統領が着々と構築する「中国包囲網」とは。ノンフィクション作家の河添恵子氏が、緊急寄稿第15弾で核心に迫った。

 「空港でスマートフォンやパソコンの中身まで(米当局に)検査されるから、事前にデータを抜いておくように」

 米国在住の中国人エリート社会で先月末、このような注意喚起が広まったという。

 トランプ氏は5月29日、ワシントンのホワイトハウスで、「米国の繁栄と安全を守るため」として、中国を厳しく批判する記者会見を行った。

 同日、「中国の特定の学生および研究者の非移民としての入国停止に関する布告」が出され、6月1日から実施された。布告には、「米国で研究を行うためFビザ(学生査証)、またはJビザ(交流訪問者査証)で米国に入国しようとする『中国の特定の人たち』の入国は、米国の利益に有害であると判断し、入国の中断と制限を設けた」と記されている。

 トランプ氏は先の記者会見で、「中国は長年、われわれの機密を盗むための違法なスパイ行為を行ってきた」と明言した。

 これを受けてか、駐米中国大使館はエアチャイナ(中国国際航空)の臨時便を、5月30日に米ワシントンから中国・広州まで飛ばすことをウェブサイトに掲載した。6月4日にも臨時便を飛ばすという。

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