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「無慈悲に処刑してやる」金正恩妹の号令一下、北朝鮮が脱北者に宣言 (1/2ページ)

 北朝鮮が、金正恩体制を非難するビラを北に向けて散布した韓国の脱北者団体と、それを許容した文在寅政権への強硬姿勢を強めている。

 連日のように非難談話を発表し、首都平壌では大規模な抗議集会を開催。そうした一連の動きの幕を切って落としたのは、金正恩朝鮮労働党委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長が4日に発表した、脱北者を口汚く罵り、韓国政府にビラ散布禁止の法制化を迫る談話である。

 そして朝鮮労働党機関紙・労働新聞は7日付で、「朝鮮労働党中央委員会第1副部長の談話に接した各界の反響」と題し、党や政府機関の幹部、労働者代表らの立場表明を掲載した。

 その中でも特に過激なのが、金明吉(キム・ミョンギル)中央検察所長の次のような宣言だ。

 

「歴史の審判は避けることができず、早晩、民族的罪悪を総決算する時が訪れるだろう。

 最後の審判のその時、共和国の神聖なる法廷は、わが最高尊厳(金正恩氏)を攻撃した挑発者たちを無慈悲に処刑するであろう」

 (参考記事:女性芸能人たちを「失禁」させた金正恩氏の残酷ショー

 北朝鮮が、金正恩体制に都合の悪い人々をどのように殺してきたかを良く知る脱北者たちにとっては、冗談では済まされない状況である。

 そもそも、北朝鮮はなぜ今、ビラ散布にこれほどまで敵意をむき出しにするのか。ビラ散布はきのう今日に始まったものではなく、その効果も限定的であると言われているにも関わらずだ。

デイリーNKジャパン

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