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【日本の元気 山根一眞】遠隔授業はユーチューバーならぬ「ジー(爺)チューバー」で! (1/2ページ)

 コロナによる外出自粛で、テレワークが広く定着しつつある。遠隔会議システムでは米国製のテレワーク用会議システム「Zoom」が一番人気だ。私が2つの授業(「環境ビジネス論」と「先端科学技術の挑戦と発見」)を担当している獨協大学では、春学期(前期)は遠隔授業とすることになり、5月25日の週から始まった。

 その遠隔授業ではZoomなどを利用するようにとの通達を受けている。Zoomをはじめとする数種のリモートアプリによる会議は経験済みなので遠隔授業もいけると思ったのだが、Zoomでは厳しいことを悟り、頭を抱えた。

 それは、私の2つの授業の受講登録学生数が、それぞれ210-250人になっていたからだ。11年間教壇に立ってきたが、授業では学生一人一人の表情を読み取ることで、話の流れを変えるなどの工夫をしてきた。しかし、Zoomで250人もの顔を同時に表示するには映画館のスクリーンのような大型画面でも使わないことには不可能だ(それもやってみたいが)。

 また、国立情報学研究所は、「データダイエットへの協力のお願い:遠隔授業を主催される先生方へ」という以下の訴えをしている。

 「情報通信回線は全国民が共有する有限の資源です。通信量が情報通信回線の限界を超えるとすべての利用者が大きな影響を受けます。1600万人の生徒・学生が、この世界的な災禍の中でも十分な学習ができるように、『データダイエット』に協力しましょう」

 そこで、教員が話す映像は送信しない(音声のみ)、学生のカメラもONにしない、教員からの一方向の情報伝達の部分は事前に録画し、ネットワークの空いている時間帯、早朝などにダウンロードするよう学生に指示する、などのノウハウを伝えている。つまり、双方向のオンライン授業は、情報通信回線への影響を考えると望ましくないと言っているのだ。

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