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北朝鮮“軍事暴走”で高まる緊張感…金与正氏が先頭に立つ理由とは (2/2ページ)

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権は、ビラ散布を徹底的に取り締まると表明するなど、あくまで「従北」姿勢をアピールしている。ただ、韓国国防部は「わが軍はいかなる状況にも備え、堅固な軍事態勢を維持している」と、北朝鮮の挑発を牽制している。

 与正氏主導で北朝鮮が暴発する可能性はあるのか? 韓国はどう動きそうか? 正恩氏は何をしているのか?

 朝鮮半島情勢に詳しいジャーナリストの室谷克実氏は「北朝鮮が南北共同連絡事務所を破壊する可能性は十分に考えられる。韓国国防部の反発は形だけで、破壊されても『従北』の韓国は反撃するつもりなど毛頭ないだろう。了解の下で破壊させるようなものだ」と分析する。

 注目されるのは、与正氏が一貫して前面に立っていることだ。正恩氏には4月に死亡説や重篤説までささやかれた。

 歴史認識問題研究会会長で麗澤大学客員教授の西岡力氏は「正恩氏の健康状態が悪く、与正氏が決裁も行っているという情報もある。『正恩氏の息子に(金王朝を)継承させるまで、(代理の)与正氏に混乱なく独裁体制を継続させたい』という思惑があるのではないか」と指摘している。

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