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【ジュリア・ミント プーチンの国より愛を込めて】コロナ禍で暗躍する詐欺師たち (1/2ページ)

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆さま!

 皆さまもご存じの通り、コロナウイルス対策としてロックダウンなどの措置を取った国の多くでは、その間経済が止まってしまった影響から大量の失業者が出始めています。

 こちらロシアでも4月以降すでに200万人以上が職場を解雇されていますが、それに比例して犯罪は増加傾向で、中でも詐欺とサイバー犯罪が急増しています。

 通常、詐欺師はよく知られたトリックを使用します。彼らは銀行員を装って、時には1日に何回も違う番号から顧客に電話をかけ、さまざまな理由をつけて言葉巧みにカードの詳細とパスワードを聞こうとします。

 そのため、人々はオンラインデータベースを作成し、そのような詐欺につながる電話番号をネット上にさらしていますが、その先を行くサイバー犯罪者たちは、発信元の電話番号をあなたが利用する銀行の公式番号と同じに置き換えることができるのです。

 私の友人の一人が、まさにこの罠(わな)に落ちて多額のお金を失いました。もちろん、彼女は警察に通報しましたが、銀行員がパスワードまで聞いてくることはないので、警察も彼女を助けることはできません。

 これらの個人情報はサイバー犯罪者たちの高度なテクニックにより、特にネット上でやりとりする際のさまざまな登録情報から漏洩(ろうえい)されてしまっており、何百万人ものあらゆる個人情報がダークサイト(闇サイト)で売買されている状態です。

 さらに、街のいたるところに設置されているATM機械に特別なデバイスや隠しカメラを設置して、顧客のカードデータをスキミングする犯罪も急増しています。

 他の犯罪組織はCOVID-19のテーマを利用しています。サイバーセキュリティーの専門家は、パンデミックテーマを使用した偽サイトの増加について報告していて、そのような偽サイトは、例えばプーチン大統領が約束した子供を持つ家族への特別給付金を含む、さまざまな公的機関のウエブサイトを模倣しています。