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【山口那津男 本音でズバッと】コロナ教訓に日本経済再生図る 都知事選は小池知事を実質的に応援 (1/2ページ)

 通常国会が17日に閉会する予定である。1月20日に召集された直後から、新型コロナウイルスの感染拡大という「国難」を受けて、日本の政治が問われ続けた国会だった。

 政府・与党は、「未知の感染症」に試行錯誤を重ねながら、専門家の意見を聞いて冷静かつ果断に対応した。

 当初、一部野党やマスコミから「PCR検査の数が少なすぎて、潜在的な感染拡大を放置している」などと国民の恐怖を煽るような批判や報道もあった。

 しかし、専門家会議の分析によれば、日本はSARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)などの感染拡大を経験しなかったため、検査能力や専門病床が限られる。そこで医療崩壊を招かないように新型コロナウイルスの疑いのある人に検査を絞り、重症化リスクの高い感染者に重点的治療をする戦略をとったという。

 徹底したクラスター対策や緊急事態宣言による外出自粛や休業要請を重ねて、ひとまず、感染拡大の山を越えた。国民や事業者の協力と医療従事者の献身的取り組みの賜である。

 結果として、感染による死亡者数は欧米の医療先進国と比べても少なく、世界が「ミラクル」というくらい人口比もケタ違いに低いことは誇ってよい。

 いずれにしても、「第2波」に備え、検査態勢の充実、医療提供体制の整備、ワクチンや治療薬の開発など教訓を生かした取り組みを急がなければならない。

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