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米議会が対中国最大の制裁案! “スパイ活動”根絶へ最高指導部7人を筆頭にビザ制限 米国内には奇妙な“ペーパーカンパニー”の存在も… (2/3ページ)

 その実例ともいえる逮捕劇も伝えられた。

 FBI(連邦捜査局)とサンフランシスコ連邦地検は11日、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の中国人学者が、「人民解放軍の科学研究者」という身分を偽り、J1ビザ(交流訪問者ビザ)を取得していた詐欺容疑で逮捕したと発表した。中国人学者は、ロサンゼルスの空港で中国行きの航空機に搭乗する直前だったという。

 米国や中国の報道によると、中国軍事大学の上司は、UCSF医療研究所のレイアウトをコピーし、中国で再現するための情報を持ち帰るよう指示していたという。中国人学者は、研究で手に入れた内容をメールで送っていた。まさに、中国軍主導の“スパイ活動”というしかない。

 さらに、不可解な報道も続いた。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は12日、米国でマスクや防護服を販売するために登録した、中国の1300社以上の医療機器会社が、米東部デラウェア州ウィルミントンにある一軒家を、米国の本拠地にしていると報じた。

 これらの会社は、中国・深セン市にある企業の米国代理店の傘下にあるという。米国に登録する外国の医療機器関連企業は、実際の住所を持ち、営業時間内に常勤スタッフがいることが条件という。WSJの取材に、家主は「中国企業も米国代理店も知らない」と答えていた。

 米国で2番目に小さなデラウェア州は「タックスヘイブン(租税回避地)」として知られ、「フォーチュン500」(=フォーチュン社が選ぶ優良企業500社)に名前が挙がるグローバル企業の64%が、本社を置いている。また、ペーパーカンパニーの拠点にもなっている。

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