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【勝負師たちの系譜】田中角栄元首相「俺に勝ったら選挙資金やる」 山東議長を相手に有段の力 (1/2ページ)

 国会議員や会社の社長クラスは、昔から将棋より囲碁ファンが多かった。

 囲碁は上品で、将棋は庶民のゲームだからと言われていたが、そうではないことに気が付いた。

 囲碁はゴルフやボウリングのように、点数で決着がつくから交際に向き、将棋は「相撲」や「剣道」などと同じ、速度で決着をつけるゲームで、勝者と敗者は100対0になるからだと思っている。

 しかし今は、国会の中に超党派で「将棋文化振興議員連盟」(会長・山東昭子参議院議長)を作って頂き、将棋界発展のためのアドバイスを頂いている。

 将棋ファンを表明していた一人が、田中角栄元首相だった。同郷の原田泰夫九段と親交があり、高柳一門の、芹沢博文九段、田中寅彦九段らは、軽井沢の別荘に伺ったとも聞いた。

 私の縁は20代前半、『将棋世界』の元編集長から、身内に私と同郷(静岡)のO氏という将棋ファンがいると紹介されたのが、きっかけだった。

 氏は証券会社勤務で、結婚式の仲人が升田幸三実力制第4代名人だということも聞いた。

 しばらくするとO氏から、知り合いで田中元首相秘書のK氏が、将棋を習いたいということで、私が行くことになった。

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