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ボルトン氏「暴露本」で韓国・文大統領に“流れ弾”!? 「歴史問題…日本ではなく文氏が問題」

 ボルトン前米大統領補佐官が23日出版した話題の回顧録はトランプ米大統領を標的にしたものだが、流れ弾の直撃をくらったのが韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領だ。文政権が北朝鮮の非核化や米朝関係改善の意思を吹聴したと明かし、一連の首脳会談などが韓国による「創造物」だったと手厳しく批判している。

 回顧録によると、2019年6月にトランプ氏と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長、文氏が軍事境界線のある板門店(パンムンジョム)で一堂に会した際、米側は北朝鮮が望んでいないとして文氏の同行を断った。だが文氏は、正恩氏が板門店の韓国側を訪れる際に自分がいなければ不自然だと主張、現場入りした。

 会談はトランプ氏のツイッターに金氏が応じて実現したが、文氏は、自身は金氏との間にホットラインを設置したものの、稼働していないとトランプ氏に打ち明けた。

 文氏はトランプ氏との会談で、日本が歴史問題を争点化していると主張したが、ボルトン氏は「歴史問題を自分の目的のために取り上げているのは日本でなく文氏だ」と思ったと述懐し、日本側の肩を持った。

 文氏は「正恩氏が1年以内の非核化に同意した」とトランプ氏に訴えたが、安倍晋三首相が「信じてはいけない」とクギを刺したという。

 韓国大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は22日、ボルトン氏の著書が事実を歪曲していると声明で批判した。

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