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【高橋洋一 日本の解き方】中国は尖閣を必ず奪いに来る! 自衛隊の防衛出動も選択肢、日米共同訓練で警告する手も (1/2ページ)

 中国が連日、沖縄県・尖閣諸島沖に公船を航行させているが、その狙いや次の手段はどのようなものか。そして日本の対抗策はあるのか。

 菅義偉官房長官は17日の記者会見で、尖閣諸島周辺の接続水域で中国当局の船が過去最長となる65日連続で確認されたことに関し「極めて深刻であると考えている」と述べた。

 中国の海洋進出について、南シナ海で起こったことは東シナ海、尖閣でも必ず起こるというのが経験則だ。つまり、南シナ海で中国がベトナムなどに行ったことと同じことが、東シナ海でも確実に起こるだろう。

 中国は外交として海上法執行機関(海警)を利用しているという考え方が定説で、これは「強制外交」と呼ばれている。

 2012年に中国とフィリピンが対峙(たいじ)したスカボロー礁事件や、14年の中国によるパラセル諸島沖の石油採掘の際の中越衝突事件などがあるが、いずれも中国が海警等を活用した強制外交を行ったケースと考えられている。中国は現場に展開した船舶等の質と量で相手国を圧倒した。最近では、ベトナム、フィリピン、インドネシアなどの関係国が、相手国の船舶に対し拿捕(だほ)や威嚇射撃を行うなどの実力行使に及ぶ場面も見られる。

 こうしたことは、中国の外交方針なので、尖閣でも起こるのは確実である。日本にとっては初めてでも、中国にとってはこれまでにやってきたことであり、日本だけやらないという理由は全くない。中国内の東シナ海の担当部署も南シナ海のようにやれと、中国の上層部からハッパをかけられていても不思議ではない。

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