記事詳細

【富坂聰 真・人民日報】中国「第2波」懸念に当局の過剰な素早さ 北京発の感染、不明な点多く…5日間で35万人にPCR検査も (1/2ページ)

 中国と向き合うことの本質は、向き合いたくない事実を咀嚼できるか否かである。

 もともと欠陥の目立つ国である。見栄えはよくない。だが、汚泥に足を取られる場面も少なくないが、着実に前に進む力も備えている。

 ここが商機とばかりに粗悪品のマスクを大量に輸出する国だからといって、中国が打ち上げた衛星が空から落ちてくるわけではない。2つを混同してはいけないのだ。

 そして新型肺炎対策で見せた動員力もおそらく後者に属し、軽視すべきものではない。

 その北京が、感染第2波らしきクラスターの発生におびえている。本紙の発売日にどうなっているのかは予測できないが、18日現在、天津でも新たに感染者が出たと大騒ぎをしている。

 この天津の感染者については後に触れるが、北京では17日午後3時から新たに5つの通りで警戒レベルが引き上げられて、計32の郷鎮(町村)、9つの区が第2級に指定された。

 14日、北京で8人の新規感染が見つかったと報じられたが、いずれのケースも何らかの形で新発地農産品卸売市場と関係していることがわかっている。

 習指導部はとくに北京での感染拡大を警戒していたが、それが現実となった形だ。北京は人の出入りが激しく、またたくまに感染は、省をまたいで広がった。

 18日現在、河北、四川、遼寧に続いて浙江省でも感染者が見つかり、そのいずれも北京新発地農産品卸売市場との接点が見つかっている。

関連ニュース