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ついにコロナ第2波?東京で55人感染 “職場クラスター”発生も…政府主導「濃厚接触アプリ」導入進まず

 ついに第2波か。新型コロナウイルスの感染者が新たに全国で96人、東京で55人が報告され、いずれも緊急事態宣言が全面解除されてから最多となった。「職場クラスター」も発生、東京が起点と考えられる感染も確認されている。クラスター対策の一つが「接触確認アプリ」だが、導入は進んでいない。

 都によると、同一職場の9人はいずれも20代の男性7人と女性2人で、同じフロアのオフィスに勤務。既に陽性と判明した7人を含む一部の同僚による会食もあった。

 東京から地元に帰省した後に発症するなど、地方へ波及する例も福島、石川、福岡で確認されている。都道府県をまたく移動の自粛が解除されていることから、今後も続く可能性がある。

 クラスター対策として感染者との濃厚接触を通知するのが政府主導のスマートフォン用アプリ「COCOA(ココア)」。感染抑制には人口の6割近くが利用する必要があるとされるが、24日夕の時点でダウンロードは約419万件にとどまっている。

 ITジャーナリストの三上洋氏は「プライバシー保護に配慮して政府がデータを収集しないため、アプリからの情報でクラスターを直接特定することはできないが、アプリに登録した感染者や濃厚接触者からの聞き取りで結果的にクラスターを把握することにはつながる」と解説する。

 現状は普及率6割にほど遠いが、三上氏は「6割に届かなければ結果が出ないわけでもない。重要なのは家族や友人、同僚など自らの濃厚接触者になり得る人々がアプリを利用しているかどうかだ。自分のコミュニティーを守るという意義付けから宣伝や啓発を行うべきではないか」との見解を示した。

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