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河野防衛相、国防部会でイージス停止を説明 対北のミサイル抑止へ「現実的防衛政策」議論開始 (1/2ページ)

 河野太郎防衛相は25日、自民党国防部会などの合同会合に出席し、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画停止を政府内で確認したことを説明した。党内には当初、河野氏の根回し不足に反発する声もあったが、北朝鮮の核・ミサイル能力が急速に向上するなか、現実的かつ有効性のある「新たなミサイル防衛政策」の構築は待ったなしだ。

 「安倍晋三首相は、河野氏が『合理的な投資ではない』と、イージス・アショアの計画見直しを主張したことを認める代わりに、『敵基地攻撃能力』の保有など、現実的な防衛政策の議論を始めようと考えたようだ」

 自民党幹部はこう分析した。

 河野氏は25日朝の自民党会合で、イージス・アショアの配備計画撤回を24日の国家安全保障会議(NSC)で決定したと明らかにした。このNSCには、安倍首相と河野氏、麻生太郎副総理兼財務相、茂木敏充外相が出席し、新たなミサイル抑止策の方向性について議論を開始した。

 北朝鮮は昨年、新型弾道ミサイルの発射実験を繰り返した。この中に、低高度で変則的な軌道で飛行するロシア製の弾道ミサイル「イスカンデル」に酷似するミサイルの発射が数回確認された。中国やロシアは、極超音速滑空兵器などの開発を進めている。

 こうした新兵器に対し、イージス・アショアを含む、従来型ミサイル防衛では太刀打ちできない可能性が高い。

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