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【菊池雅之 最新国防ファイル】輸送任務と空中給油任務が特徴的な部隊 第1輸送航空隊 (1/2ページ)

 航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)には、輸送機と空中給油・輸送機を配備する第1輸送航空隊が配置されている。同部隊には、第401飛行隊と第404飛行隊からなる飛行群、整備補給群、基地業務群が編成されている。

 第401飛行隊には、C-130輸送機が配備されている。米ロッキード社製のプロペラ推進輸送機で、世界約70カ国もの軍で使用されているベストセラーだ。

 この部隊の名を一躍世界に知らしめたのは、自衛隊イラク派遣だ。「イラク復興支援派遣輸送航空隊」として、2004年1月から08年12月までの5年間にわたり、クウェートとイラク間の輸送任務を行った。輸送回数は821回で、人員約4万6500人、貨物約673トンを運んだ。

 このほか、いくつものPKO(国連平和維持活動)、国際緊急援助活動、そして多国間訓練などにも参加しており、海外派遣の多い部隊としても知られている。

 第404飛行隊は、09年にできたばかりの空中給油・輸送機KC-767を運用する部隊だ。空中給油とは、文字通り、空の上で戦闘機に燃料を給油すること。これにより、戦闘機は補給のためにいちいち帰投する必要がなくなり、任務が継続できるメリットがある。

 冷戦時代から、空中給油機保有計画はあったが、航続距離を伸ばすことは他国への侵略の足掛かりになるとの反対意見も多かった。だが、限られた機数で警戒監視を行うには、やはり空中給油機は必要不可欠との結論に達し、03年に米国と購入契約を交わした。

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