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東京コロナ封じ込め失敗か 「早期解除」がアダ、キャバクラ、メイド喫茶でも感染者 (1/2ページ)

 ついに60人に-。東京都の新型コロナウイルスの感染者が増え続けている。夜の街や職場、会食、家庭などさまざまな場所でクラスター(感染者集団)が発生、国内最大の都市であるとはいえ、ほかの大都市と比べても新規感染者数が際立っている。なぜ東京だけが多いのか。

 28日には全国で新たに113人の感染が確認された。5月25日の緊急事態宣言全面解除後で最多だが、その半数以上が東京だ。感染者60人のうち夜の街関連が31人で、ホストが18人含まれる。経路不明は39人だった。

 神奈川県でも28日、新たに10人の感染が確認されたが、東京関連が多い。横浜市内の50代の母親と20代の息子の感染例では、のちに陽性反応が出た20代の娘が今月、都内から実家へ一時帰省していた。ほか4人も都内の飲食業者との濃厚接触が確認されている。

 関東ではキャバクラ店でのクラスター発生が相次いだ。宇都宮市では同市内の店に勤務する男女5人が新たに感染。さいたま市でも大宮区の同じ店に勤務する20~30代の男女3人の感染を確認、同店の感染者は計8人となった。

 一方、大阪府の28日の新規感染者は20~40代の男女5人。26日、27日もそれぞれ2人にとどまっている。

 東西の命運を分けたのは、緊急事態宣言解除の時期だったとの見解がある。東北大学災害科学国際研究所の児玉栄一教授(災害感染症学)は、「大阪は解除時の新規感染者がゼロに近いところまで下がっていたが、東京は2ケタ台の感染者が続いた段階で宣言を解除したところに問題があったのではないか。感染が続く状態で人が流動的になれば増えるのは当然で、感染者を押さえ込むまで解除すべきではなかった」と指摘する。

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