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金正恩「秘密の家系図」が北朝鮮国内で拡散、当局緊張 (2/2ページ)

 ややこしい関係だからこそ、余計に人々の好奇心をくすぐるのだろうが、金氏一族のプライベートについて言及すること自体が極めて不敬なこととされ、バレれば重罪は免れない。また、「監督不行き届き」として、管轄の安全署(警察署、旧称保安署)や保衛部(秘密警察)までが責任を負わされる可能性もある。

 (参考記事:女性芸能人たちを「失禁」させた金正恩氏の残酷ショー

 両江道安全局(道府県警本部に相当)と保衛局は、新型コロナウイルス対策で国境が封鎖されているのに、この手の不敬な情報が流れているのは、違法に持ち込まれた中国キャリアの携帯電話のせいだと見て、大々的な取り締まりを始めた。そんな携帯電話を持っているだけで、最高尊厳(金正恩氏)を毀損する情報など、体制を脅かす内容を拡散させかねないとして、所有者をしらみつぶしに探しているという。

 咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋は、15日に茂山(ムサン)で行われた脱北者糾弾大会に参加した人2人が、違法な携帯電話を所持していた容疑でその場から連行されたと伝えた。恐怖心を煽るためのショーのネタとして利用された形だ。

 ところが困ったのは、脱北して韓国に住む家族を持つ人たちだ。彼らは、中国キャリアの携帯電話を使いブローカーを通じて韓国の家族から仕送りを受けているが、取り締まりの強化で受け取れなくなり、暮らしていけないというのだ。

 困るのは脱北者家族だけではない。保衛部は、あれこれ理由をつけて仕送りの一部を脅し取ることで収入としてきたが、取り締まりを強化すれば、自分たちの収入も減ってしまうのだ。

 (参考記事:金正恩氏も崩せない、秘密警察と送金ブローカーの共生関係

デイリーNKジャパン

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