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中国とインドが一触即発! 両軍撤退合意も…中国側は約束を反故にし突如攻撃! 紛争の先に「チベット独立」の可能性も (1/3ページ)

 中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会は6月30日、「香港国家安全維持法」を可決・成立させ、香港政府は即日、同法を施行した。中国政府の統制は強化され、香港の「一国二制度」は事実上終焉した。自由主義諸国を敵に回した中国は、周辺諸国とも衝突・軋轢(あつれき)を強めている。インド北部カシミール地方の係争地では先月、中国軍とインド軍が衝突し、数十人の死傷者が出た。両軍は人員や装備を強化させており、核保有国同士の一触即発の危機が続いている。習近平政権の対外強硬・膨張姿勢の行方とは。ノンフィクション作家、河添恵子氏が緊急寄稿第18弾で、中印紛争が「チベット独立」につながる可能性に迫った。

 「自由主義と民主主義と開かれた国際システムの防衛は、インドと中国の関係で展開されるだろう」

 ニューデリーに本拠地を置く、独立系シンクタンク「オブザーバー研究財団」のサミール・サラン会長は、意味深長にこう語った。

 1962年の国境戦争以来、中国とインドは長い衝突の歴史があるが、4000メートル級の高地での、2カ月以上にわたるにらみ合いは、最悪の事態に発展しつつある。

 中国は5月5日、チベット西部とパキスタン占領下のカシミールに挟まれた要衝ラダックの2カ所を含む、3カ所に軍隊を展開した。両国の軍司令官が6月6日に交渉し、両軍が翌日に撤退することなどで合意したが、中国側は約束を反故(ほご)にした。

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