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山本太郎氏「百合子山は高かった」 宇都宮健児氏「力がまだまだ及ばなかった」 都知事選敗戦の弁

 小池百合子氏の対立候補たちは、都知事選で争点となった新型コロナウイルス対策で手厚い困窮者対策や大規模な財政出動、エリアを絞った自粛など「対抗軸」を打ち出した。小池都政からの変革を訴えたが、及ばなかった。

 「都民の期待に応えたかったが実現できていなくて残念。一番大きな問題は、私たちの力がまだまだ及ばなかったことだ」

 午後8時5分ごろ、新宿区の選挙事務所に姿を現した元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)は硬い表情で敗戦の弁を語った。3密回避のため、事務所を訪れた支援者は少なかった。

 都知事選への挑戦は平成24年以降、3度目。立憲民主、共産、社民の野党支援を受け、コロナ対策として医療体制充実や休業要請に対する補償徹底を訴えた。オンラインの活用にも力を入れたが、十分な票の掘り起こしを果たせなかった。

 れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)は新宿区の特設会場で「百合子山は高かった。険しい山だった。ただ私たちに託していただいた票はたくさんある。小池知事の課題は山積しているのだろう」と話した。

 選挙戦では、支持者の密集を回避する「ゲリラ演説」を中心に据えたが、多くの聴衆を得た。終盤にはSNS(会員制交流サイト)を駆使するなど浮動層の開拓に注力したが、支持を広げきれなかった。

 「何の悔いもない。これはスタートラインに過ぎない」。元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)は品川区の選挙事務所でこう語り、新たな挑戦に意欲を見せた。

 選挙戦では副知事としての行政経験を強調。JR山手線に沿って自転車で1周するなど懸命にアピールしたが、知名度不足を補いきれなかった。(産経新聞)

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