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習氏の「国賓中止」めぐり…自民“弱腰”決議のウラに親中派のドン・二階氏 有本香氏「あきれる話」 (1/2ページ)

 自民党が「対中姿勢」で後退した。中国による「香港国家安全維持法(国安法)」施行をめぐり、自民党は7日の政調審議会で、外交部会と外交調査会がまとめた対中非難決議を了承したが、中国の習近平国家主席の「国賓」来日について、「中止を要請する」とした原案を改め、「中止を要請せざるを得ない」との表明にとどめたのだ。沖縄県・尖閣諸島周辺には、中国公船が連日侵入している。こんな弱腰でいいのか。

 「外交は相手のあることだから、慎重の上にも慎重に行動すべきだ」「自分で責任を取れる範囲において、発言、行動すべきだ」

 「親中派」のドン、二階俊博幹事長は7日、対中非難決議案に、こうクギを刺した。

 周囲にも「日中関係のために、先人たちが紡いできた努力をなんだと思っているのだ」と、不快感を示した。

 注目の対中決議は、中国が国安法の施行を強行し、大量の逮捕者が出ていることについて「傍観することはできない。改めて強く非難する」と明記した。

 だが、習氏の「国賓」来日をめぐる表現は尻すぼみになった。

 外交部会などの役員会は当初、習氏の「国賓」来日について「中止を要請」と明記する決議案をまとめたが、決議案を協議した6日の会合では、二階派議員から中止の文言の撤回や修正が求められた。

 保守派も抵抗したが、結果として決議文の表現は修正されたうえ、「党外交部会・外交調査会として」の一文が加わり、党としてではなく一部の意見であるような体裁をとった。決議は中山泰秀外交部会長が8日に首相官邸を訪れ、菅義偉官房長官に提出する。

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