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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】日本のコロナ対策、成功の裏に「7つの不思議」 世界が見習うべき徹底した衛生管理 (1/2ページ)

 ここ1週間ほど、東京都内で新型コロナウイルスの新規感染者が100人を超えていたが、日本の感染者数や死者数は世界各国に比べてケタ違いに少ない。日本がこれほどまでにコロナ対策で成功しているのは“7つの不思議”があると思う。

 第1は死亡率だ。

 9日朝時点の感染者数は、世界で約1191万人で、死者数は約55万人だ。米国では、直近1週間での新規感染者が1日当たり最多を更新しており、感染者数は300万人を超えている。

 しかし、日本の感染者数は約2万人で、死者数は約980人。人口比での感染者・死者数も非常に低い。これは世界に誇るべき数字だろう。

 この結果を導き出していると思われるのが、不思議2番目の、日本人の徹底した衛生管理だ。

 政府が「マスクの着用」を呼びかける前にマスク不足が発生した。外出時にマスクを着用していない日本人を探すのが難しい。米国人は今でも、マスクが自分を守るためか、他人を守るためか分かっておらず、着用を拒む人が大勢いる。

 第3は、マナーの一環になったようだが、スーパーなどの入店時には必ず手に消毒液を吹きかけている。

 日本版の「緊急事態宣言」も、他国ではまねできない。これが第4だ。

 緊急事態宣言は4月7日、東京など7都府県に発令され、その後、対象地域が全国へと広がった。飲食店は一斉に営業時間を短縮し、緊急性の高くない店舗は閉鎖した。国民も見事なまでに外出自粛を実践し、多くの人が休日を自宅で過ごした。「罰則なし」にも関わらずだ。日本以外では、あり得ない措置だったといえる。

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