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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び》NYでバカ売れ、手巻きすし出前セットが8万5千円 (1/2ページ)

 今年の夏は観光客がいなくて、ニューヨークの街は例年より断然人通りが少なく、静かだ。新型コロナウイルスの影響から日常を取り戻すのはまだまだ先だが、最近、うれしいのは、6月からレストランのテラス席がオープンしたこと。

 メニューは携帯のアプリで確認し、マスク姿の店員に注文する。隣の席とはアクリル板の衝立があり、お酒を頼んでも使い捨てのコップが出てくる。コロナ禍での外食風景はやや奇妙だが、自分じゃないだれかが作ったおいしい料理を食べる幸せをかみしめている。

 それと同時に、改めて気づくのはニューヨークの物価の高さだ。コロナ禍で打撃を受ける飲食店に少しでも貢献しようと、いつもよりチップを弾むと、ラーメン1杯頼んでも20ドル超え。自炊生活を数カ月間続けていたおかげで、余計に物価の高さを感じるようにもなっている。

 だが、値段を真っ先に気にしてしまうのは、わたしのような庶民ばかり。高級レストランも徐々にテークアウトやデリバリー営業を始めているが、それが好評なのだ。

 中でも話題なのは、ミシュラン3星の日本食レストラン「マサ」が提供するすしボックス。値段は800ドル(約8万5600円)もするが、これが売れているという。写真を見ると、手巻きすしセットで、最大4人分を想定しているようだ。

 休業前の時点で、おまかせコースが595ドルもする超高級店だけに、「マサのすしが、この値段で食べられるのはうれしい」との声も上がっているという。

 営業停止を迫られた飲食店はクラウドファンディングで、従業員への支援金などを寄付を募っている。それも高級店は別格だ。マサの場合、集まったのは9万9420ドルだが、寄付者はわずか79人。世界的化粧品メーカー、エスティ・ローダー社の創設者の息子、ロナルド・ローダー氏が3万ドルを寄付するなど、常連客の大富豪が名を連ねている。