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【高橋洋一 日本の解き方】コロナ感染どこまで増える? 第1波並みの拡大に警戒を 地域限定の休業要請実施も (1/2ページ)

 東京都のコロナ感染者数が7月に入って過去最多を記録するなるなど再び急増している。

 新規感染者数や重症者数、死者数、病床数、陽性率などさまざまな指標があるが、まず注目すべきはやはり新規感染者数だ。その中で重症者数の割合が増加していれば、それだけ医療資源を割かなければいけないのでそれも注意すべきだ。逆に新規感染者数が増えていても、重症患者数が増えていなければ、医療体制の深刻度はそれほどでもない。

 病床数は、一定以上の新規感染者数が出た場合、受け入れる医療体制の余裕度を見るために重要な数字だ。

 陽性率は、実際に感染が拡大しているのかとともに検査が足りているかどうかを判断するときに役に立つ。検査を増やしたとき、陽性率が上昇するなら、感染者が猛烈に増えているか、そもそも検査が足りない可能性がある。逆の場合には、検査はある程度足りているということで、検査の増加は現場に過度な負担が生じないように段階的に行う必要がある。

 新規感染者数の推移をみれば、既に第2波が来ている。東京都での検査数が増えているから、感染者数が増えているのは事実だが、それだけの要因とも言い切れない。

 4月には、都内の1日の新規感染者数が総じて2ケタ~100人台後半だった。検査は1日300件程度で、陽性率は10~30%だった。今では、新規感染者数は100~200人で、検査数は2600件を超えており、陽性率は6%程度だ。6月には検査数が1500~2000件で陽性率1~2%だったのと比べると、やはり感染が拡大しているのは否めない。

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