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小池都知事“無策”で感染者数増加 「全国拡大は東京起点の疑い」中原英臣氏が指摘

 新型コロナウイルスの感染者が23日に366人報告され、過去最多を大幅に上回った東京都。小池百合子都知事は「皆さまのご協力をさらに強めていかなければならないという警告」とまるで人ごとだが、東京から全国に感染が拡大した疑いはぬぐえない。

 23日の都内の新規感染者の内訳は、20代と30代の若年層が6割強を占めたが、40代が51人、50代が23人、60代以上が36人と中高年層にも広がった。地域別でもこれまでの23区から多摩地域に拡大。経路不明が225人と、市中感染が都内全域に広がっている。

 西武学園医学技術専門学校東京校校長で医学博士の中原英臣氏は、「以前は『ロックダウン』だとか『オーバーシュート』という言葉で政府の対策を批判する場面もあったが、今は『家にいてください』と呼びかけるだけで何もしていないような印象を受ける。『東京アラート』も都知事選を前に解除され、大丈夫だと言っているうちに感染者が急増してしまった。具体的な対策がないのだから無理もない」と指摘する。

 23日は大阪府で104人、愛知で97人になるなど国内感染者は900人を超え、2日続けて過去最多を更新した。

 小池氏は感染者数増加の背景に、PCR検査実施数の増加があると言及したが、中原氏は「感染が疑われる人が増えているという話ではないか。東京から地方へ移動した後、感染が確認される事例が増えており、全国的な感染拡大は東京が起点であると言わざるを得ない」との見解を示す。

 小池氏は「できるだけ外出を控え、『感染しない、させない』という意識を持ってほしい」と都民に要請したが、「東京問題」をみずから解決する気はないのか。

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