記事詳細

PCR検査、やみくもに広げるな! 「GoTo」マスク義務化など一定の強制力を 医師・村中璃子氏が「東京問題」を斬る (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない。特に感染の中心地となっている「東京問題」について、独ベルンハルトノホト熱帯医学研究所の医師、村中璃子氏は、検査対象をやみくもに広げる東京都の態勢を批判する。大阪府の陽性率も高め。村中氏は東京を除外して始まった政府の観光支援策「Go To トラベル」についても、強制力のある感染防止策を提言した。

 東京の24日の新規感染者は260人。過去最多だった23日の366人を下回ったが、4日連続で200人を超えた。

 市中感染が広がっているのは確実だが、3~4月時点と比べて検査状況も変化した。以前は医師が必要だと判断した人や感染者との濃厚接触者が対象だったが、現状はホストクラブの集団検査のほか、無症状の人にまで拡大している。

 村中氏はこうした検査態勢に異論を唱える。「PCR検査は、全数を見るためのものではなく、いわば定点観測だ。対象をやみくもに広げてしまうと、流行を正確に把握し、流行が拡大しているのか落ち着いているのか判断ができなくなる。欧米もロックダウン時と検査対象を変えていない」

 その東京を対象外として始まった「Go To トラベル」では、開始後初の休日となった23日、主要観光地の人出は大半の地点で直近の休日の19日と比べて増加した。

関連ニュース