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「禁断の書」を持っていた北朝鮮女性、密告され処刑 (1/4ページ)

 今では「革命の首都」と呼ばれる北朝鮮の首都・平壌。かつては「東洋のエルサレム」と言われていた。朝鮮半島におけるキリスト教の中心地で、クリスチャンも多かったからだが、朝鮮戦争前後にその多くが現在の韓国に移住した。

 そのような歴史的経緯もあり、韓国のキリスト教(プロテスタント)の中には、北朝鮮における布教を重要視する人々がいる。そして、その活動の実態が明るみに出た事例もある。

 例を挙げると、中国・丹東でレストランを営んでいた韓国人のキム・ジョンウクさんは、2013年10月に北朝鮮に違法に入国した容疑で逮捕され、翌年5月の裁判で無期労働教化刑(無期懲役)が言い渡された。国営の朝鮮中央通信は次のように報じている。

 裁判では朝鮮民主主義人民共和国刑法第60条(国家転覆陰謀罪)、第64条(スパイ罪)、第62条(反国家宣伝扇動罪)、第221条(非法国境出入罪)に該当する被訴者(被告)キム・ジョンウクの事件記録を検討し、犯罪事実を確定した起訴状が提出され事実審理(罪状認否)が行われた。

 審理過程で被訴者は海外で朝鮮の最高尊厳を悪辣に誹謗し反共和国宗教行為を敢行し、わが公民を南朝鮮に誘引して共和国に対する偵探行為を行う中で地下教会を立ち上げ、わが方の内部実態資料を収集する目的のもとに非法的に国境を越えて平壌に潜入しようとしていた自らの罪過を認めた。

デイリーNKジャパン

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