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「文科省の教科書調査官、北のスパイ」報道…加瀬英明氏らが“徹底究明”要求! 調査官「身に覚えない」 アサヒ芸能「記事には自信」

 文部科学省で教科書検定を担当する現役「調査官」が、「『北朝鮮のスパイリスト』に掲載されていた」と、週刊誌「アサヒ芸能」(7月21日発売号)が報じた。これを受けて、教科書の執筆者らでつくる「文科省『不正検定』を正す会」(加瀬英明代表)は7月31日、都内で記者会見し、文科省に事実関係の徹底究明を求めた。

 「報道が事実とすれば、国民に強い不安感を与えることになる。日本の国際的な立場上も望ましくない」

 外交評論家である加瀬氏は会見でこう語った。

 同誌によると、韓国警察がソウルにある脱北者団体を捜索した際、「北朝鮮のスパイリスト」とみられるものが発見された。この中に、日本人学識者の名前があり、米CIA(中央情報局)経由で、この人物に関する情報提供が日本当局に求められたという。

 この人物を、アサヒ芸能は「文科省調査官」と報じた。同誌は本人に取材を試みたが、「(取材は)受けられない」との対応だった。

 驚くべき報道であり、事実なら文科省や教科書検定への信頼が崩壊する。永田町や霞が関でも注目されている。

 前出の加瀬氏らは、自由社の歴史教科書が「不合格」となった過程についても「不正があったのではないか」と疑問視している。

 萩生田光一文科相は31日の閣議後の記者会見で、「考えられるすべての情報を収集し、方向性をいずれかの機会に報告したい」と述べ、同省で調査中であることを認めた。また、「調査官」本人に聞き取り調査し、「まったく身に覚えがない」との趣旨の説明を受けたことも明らかにした。

 アサヒ芸能の編集長は「記事には自信がある。調査官側からの抗議もない」と語っている。

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