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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び》子育てに男も女もない (1/2ページ)

 「ママ記者には慣れましたか」

 第2子の育児休業を終え職場復帰したばかりの私に、こう声をかけてきた男性記者がいた。

 「それ、小さいお子さんがいる男性記者にきいたことあります? 『パパ記者に慣れましたか』って」

 そう返すと、彼は少し考えた後、「そういえばないです。すみません」としゅんとしていた。

 日本のジェンダー不平等が指摘されて久しい。スイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)が昨年12月に公表した最新の「ジェンダー・ギャップ指数」では、日本は153カ国中121位で過去最低だった。今年までに指導的地位にある女性の割合を30%程度にするとの政府目標も、達成は絶望的だ。

 性別役割分担意識が強いことが要因の一つとされ、冒頭の男性記者の発言もそれが垣間見える。第1子を産んで間もない2~3年前も、久々に職場の飲み会に参加したところ、複数の男性記者から「子供はどうしたの?」「帰らなくて大丈夫?」などと心配された。

 筆者への純粋な気遣いであることは分かっている。それ自体はとてもありがたいことだ。最近も乳幼児を長時間(長期間)自宅に放置して死なせた母親のニュースが相次いだ。子育て中の人が夜に出歩いていたら「あれっ」と思うべきかもしれない。