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「再自粛でコロナ以外の死者急増」警告! PCR検査拡充に疑問…秋口の「医療崩壊」懸念 元厚労省医系技官・木村盛世氏が激白 (1/2ページ)

 新型コロナウイルス感染者の増加がもたらしているのが、医療現場の逼迫(ひっぱく)状況と経済の落ち込みだ。検査の拡充や再自粛、緊急事態宣言の再発令などを求める声もあるが、専門家は「コロナ関連死やコロナ以外の死者が増えてしまう」と警告する。

 

 東京都の5日の新規感染者は263人。200人を超えるのは9日連続となった。

 各地の感染者は無症状や軽症が多いが、入院や宿泊施設での隔離が必要となる。厚生労働省によるとコロナ患者向けに確保する病床の使用率が、7月29日までの1週間に39都府県で上昇した。沖縄県、滋賀県など12府県で10ポイント以上増え、大阪府と埼玉県は40%を超えている。

 PCR検査を増やせば増やすほど感染者数も増えているが、検査の拡充を求める議論も盛んだ。政府の観光支援政策「Go To トラベル」と検査をセットにすべきだとの見解もある。

 「PCR検査を治療薬と勘違いでもしているのか」と語るのは、元厚労省医系技官の木村盛世(もりよ)氏(感染症疫学)。「検査で陰性と判定された翌日に陽性になる可能性もある。指定感染症に指定され、軽症者も原則隔離する必要があるなかで、検査数の拡充をあおるのは疑問だ。秋口にかけてコロナ以外の肺炎患者が増える時期に医療崩壊を起こしかねない」というのだ。

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