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「ほんまに?」本がもらえるカフェ 日替わり店長が選定 (1/2ページ)

 大阪市西成区のあいりん地区(通称・釜ケ崎)にある「本間にブックカフェ」は、日替わりの店長とカウンター越しにおしゃべりをして本がもらえるユニークな場所だ。来店すれば、思わず「ほんまに?」と口にしてしまいそうな人や本との出会いが味わえる。

 7月28日午後。この日の店長を務める小説家志望の星野亜門さん(27)が、埼玉県熊谷市から訪れた大学生、岡田拓也さん(22)と向き合っていた。岡田さんの趣味や部活の話を聞いた星野さんはカフェの奥の小部屋へと入っていく。

 「これにしようかな」

 さまざまなジャンルの約3000冊が並ぶ棚から社会批評の本を選び、岡田さんに手渡した。

 店名は「本を間にして人と出会ってほしい」という思いが込められている。運営するNPO法人「こえとことばとこころの部屋 ココルーム」代表の上田假奈代さん(50)は、「『読まれない本があるなら人にあげた方がいい』との意見を聞いたことがきっかけ。世の中にない形のカフェにしようと考えた」と話す。所蔵する本はカフェの活動を応援する人などからの寄付。客はドリンクを注文して時間を過ごす。

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