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コロナ禍で就活暗転「売り手市場」に陰り 学生悲痛「こんなはずじゃなかった」 (2/2ページ)

 厚生労働省によると、今春卒業で、コロナの影響で内定を取り消された大学生、高校生は100人超。すでに21年卒業予定者でも一部で取り消し例が出ている。企業の採用支援を手掛ける「MyRefer(マイリファー)」の調査では、4人に1人の就活生が「複数社に内定承諾を出したい」と答え、取り消しリスクに備える意向があった。

 ■警戒感 

 採用関係者は現在3年生の大学生らへの求人動向にも警戒感を隠さない。企業が新型コロナの影響を考慮に入れて採用計画を練り直すことが予想され、感染拡大が続けば一段の悪化が懸念されるためだ。

 法政大3年の女子学生(20)は夏に開かれるインターンシップ(就業体験)に参加しようと申し込んだが、結果は不合格。「インターンの参加者数が絞られ、採用も減らされるのではないか」と不安を募らせる。

 文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所の平野恵子所長は「売り手市場だった状況は変わった。学生らはどういう業種が新卒に力を入れているかといった企業の動向をよく見て、就職活動を進めることが大切だ」と話す。就活生にとって、過去例のない“厳寒の夏”が続いている。

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