記事詳細

【日本の元気 山根一眞】政府の委員会、座席配置は「膝詰め」で行うべし 中心空虚の「真四角配置」はやめて! (1/3ページ)

 コロナ禍の第2波が猖獗をきわめているが、政府の対応は支離滅裂。判断能力を喪失した安倍晋三首相は出てくれないほうがいいが、といって感染症に対するスキルがない(?)西村康稔経済再生担当相がコロナ対策指揮をとっているのも理解不能だ。

 ここで出てくるのが、「分科会に意見を求めて判断します」という口実だ。先月31日、その新型コロナウイルス感染症対策分科会が開催されたが、何人かの委員が「議論は尽くせなかった」と語っていた。未曾有の国難を議論するこの分科会も「霞が関流委員会」だったのだろうと思った。

 私はこれまで中央教育審議会など多くの政府委員を務めてきたが、その議事進行はいつも同じだった。冒頭で委員長が「事務局から説明を」とふると、多い時には会議時間の7割を費やして役人が資料を読み続けるが、資料にはすでに「結論」が書いてあるのだ。

 各委員の発言は1人あたり2~3分のみ。委員長は「貴重な意見をいただきましたので、事務局(担当役人)に成果報告をまとめてもらいます」で幕。つまり、政府の委員会は完璧なシナリオと主演役者が決まっている「口実芝居」なのだ。

 唯一、実りのある議論が尽くせた委員会は、農水省・生物多様性戦略検討会(座長は国立科学博物館の現館長、林良博氏)などわずかだった。

関連ニュース