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日本版コロナ対策、欧州で再評価! PCR検査より隔離優先…「クラスター潰し」「3密回避」に注目 村中璃子氏が緊急寄稿 (2/3ページ)

 ネット上には「日本の対策を勘違いして絶賛」「ドロステンの個人的意見」といった批判もあったようだが、スーパースプレッディング(1人が多数に感染させる現象)やクラスターつぶしに焦点をおいた日本のコロナ対策に注目していた専門家はドロステン氏だけではない。私の入っている欧州の感染症研究者のメーリングリストでも、日本の対策はかなり早いうちから話題になっていた。

 同寄稿でドロステン氏は、第1に、PCR検査よりも隔離を優先すること、2つ目に、PCR検査は感染者を見つけるためではなく感染力を確認するために用いること、3つ目に、そうすることで、いたずらに長い自己隔離を回避することができることを強調した。

 PCR検査の精度には限界がある。また、患者・医師・検査会社などの都合で生じるタイムラグにより、PCR検査で見つかる感染者の大多数は、陽性が確認できた時点でおおむね感染力を失っている。だからこそドロステン氏は、「PCR検査は陽性者を洗い出すためではなく、クラスターの連鎖を断ち切るために効率よく用いるべきだ」と言うのだ。

 医療現場では、「治療方針に影響を与えない検査はしない」という、お決まりの言い回しがある。

 PCRで感染者を何人見つけても、3密を避けマスクを着用するなど感染予防策は同じだ。また、コロナであってもなくても受ける治療は重症度に応じて同じである。PCR検査の一義的な目的は流行状況を把握し、医療崩壊を防ぐことである。

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