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【編集局から】東京五輪まで1年切り…誰もが思う「ホントに実施できるのか」

 新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延で1年間、延期された東京五輪・パラリンピック。開幕日まで五輪はすでに1年を切り、パラリンピックは24日でちょうど1年前となりました。

 誰もが思うのがこの状況でホントに実施できるのか、ということでしょう。日本が準備を整えられても参加国の状況次第でもあり、いまのところ開催可能かどうかは、よくて五分五分。厳しく見れば、不安が現実になる可能性の方が高い印象を受けます。

 中止となれば、立ち上げたプロジェクト、完成した施設はどうなるのか。個人的に気になるのが、東京・晴海の選手村です。アスリートの宿舎としての活用後は、4145戸が一般に分譲され、1487戸が賃貸に回る予定。“選手村に住む”というマインド上の利点がなくなれば、あえてそこを生活の拠点に選ぶ理由は希薄化します。

 くしくも延期に追い込んだコロナ禍でテレワークが浸透し、高いローンを組み無理して都心のマンションに住むことに疑問符も突き付けられています。

 デベロッパーや関係者は「是が非でも開幕を」と、それは必死に祈っていることでしょう。10月とも伝わる開催の判断。どこまでこの疫病を封じ込められるか、最終局面にきています。 (宣)