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【ジュリア・ミント プーチンの国より愛を込めて】多様な価値観で決める結婚のカタチ (1/2ページ)

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆さま!

 離婚率が高いといわれているわが国ですが、多民族国家ロシアにもさまざまな結婚のスタイルがあります。

 こちらでは他の多くの国と同様に、結婚証明書を役所に出して一緒になるいわゆる民事婚が一般的ですが、いざ離婚ということになると子供がいる場合は親権や養育費などの裁判に煩わされ、費用も時間もかかります。

 ですので、近年ではフランスのような事実婚も非常に人気があります。それは人々が責任感なしで生きることを助けますが、事実婚状態でも子供を授かった場合は当然ながら両親に責任が発生します。しかし、残念ながらそういう立場になっても責任を持たない人が中にはいます(笑)。

 ユニークなゲスト婚は、配偶者同士が家を共有せずに別々の場所に住みながら好きなときにお互いを訪問する家族形態です。私も2人の子を持つ40歳同士の幸せなカップルを知っていますが、彼らと子供たちは歩いて30分ほど離れた別々の家に暮らしながら行き来しています。

 お互いが自分の時間を持ちながら、離れていることで会いたいという欲求も生み出し、それが自分たちを幸せにすると彼らカップルは言います。

 一方で非常に厳格な結婚観を持つ人々もいます。友人の一人であるダゲスタン人カップルの両親は、婚約後であっても正式に結婚するまではカップルが一緒に暮らすことを許しませんでした。

 もうひとりの友人は、彼らの結婚式までお互いにキスすることさえできませんでした。その理由はイスラム教で、ダゲスタンのようにヒジャブを被らない女性も街を歩いている国でさえ結婚については保守的です。

 最後は少し変わった女性同士のパートナーのケースです。

 ちなみに、ロシアでは同性婚は禁止されており、少数の勇敢なカップル以外、ほとんどのLGBTの人々は関係を隠しています。