記事詳細

【編集局から】新型コロナ問題に鋭く斬り込む! 村中璃子氏『新型コロナから見えた日本の弱点 国防としての感染症』

 新型コロナウイルス問題についてさまざまな分析や提言を行っている医師で独ベルンハルト・ノホト熱帯医学研究所研究員、村中璃子氏が、18日に新著『新型コロナから見えた日本の弱点 国防としての感染症』(光文社新書)を出版しました。

 同書では、感染症学の起源を歴史的にさかのぼり、昨年末からの新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の動向を振り返りながら、現在までの流れや議論を整理し、テドロス・アダノム事務局長の発言が物議を醸した世界保健機関(WHO)の問題や、日本でも根強かったPCR検査への「信仰」などに、鋭く斬り込んでいます。

 また、危険性の高い病原体を扱う「BSL(バイオセーフティレベル)4」の実験施設については、的外れな議論や反対運動ばかりが取り沙汰されますが、村中氏は国によるビジョンを持った整備の重要性を訴えています。副題が示すように「国を守る」視点からの対策というテーマは、昨今の混乱をみても示唆に富んだ内容です。 (S)