記事詳細

【歳川隆雄 永田町・霞が関インサイド】米大統領選、トランプ氏が肉薄! “バイデン旋風”は起こらず? 「反トランプ」のCNN、驚愕の世論調査結果 (1/2ページ)

 筆者は度々、わが国メディアのワシントン発の記事に対して疑問を呈し、不満を口にしてきた。残暑厳しい日が続くなか恐縮ではあるが、本稿でまた言及する。

 米民主党は8月18日夜(日本時間19日午前)、大統領候補にジョー・バイデン前副大統領を正式に指名した。そして遡(さかのぼ)る11日にはバイデン氏が副大統領候補にカマラ・ハリス上院議員を選んでいる。

 「反トランプ」を旗幟(きし)鮮明にするCNNテレビは12~15日に米大統領選について世論調査を実施、その結果を民主党大会前日の16日夜にホームページで公表した。驚愕(きょうがく)の調査結果だった。

 バイデン氏支持が、前回調査(6月2~5日)比5ポイント減の50%、ドナルド・トランプ大統領支持は5ポイント増の46%で、その差は僅か4ポイントである。トランプ氏が誤差の範囲内にまで肉薄したのだ。

 世論調査の時期を見てほしい。ハリス氏が副大統領候補に指名された翌日12日から党大会開催前々日の15日までの期間である。

 本来であれば、バイデン陣営にとって追い風の好機である。正副大統領候補の正式決定で、民主党支持層の歓喜の声に沸き返って支持率が急上昇するタイミングでの世論調査だった。

 それだけではない。各質問項目のなかでも重要項目とされた「経済運営(政策)」については、バイデン氏支持が45%(前回比1ポイント減)、トランプ氏支持は53%(同2ポイント増)であり、「大統領にふさわしいスタミナと鋭さ」という質問でも、トランプ氏がバイデン氏を2ポイント上回った。

関連ニュース